グリーンウッドワーク

久津輪が担当する授業です。グリーンウッドワークとは、「人力の道具を使い、生の木を割ったり削ったりして小物や家具をつくる」木工です。ふつう木工を教える教育機関では、乾燥させた板を使い、機械や電動工具で加工します。生の木を直接削るような体験はありません。森林文化アカデミーでは、ものづくりが森林や環境と直接つながっていることを感じてもらうために、また先人たちが木とどう付き合ってきたのかを学んでもらうために、この昔ながらの木工を取り入れています。

写真は、森林文化アカデミーの敷地内で伐採した木から、箸づくりをしたときの写真です。
材料は、木造建築講座の実習で学内に新しい建物を建てる際に伐られた、リョウブ、サカキ、ソヨゴ、アラカシ、コシアブラなどです。ふだん家具づくりには使わない樹種で、直径も小さなものでした。しかし、グリーンウッドワークならこんな材料も生かせます。
これを割って、削って、形を整え、最後は漆を塗って仕上げました。
生きている木が、暮らしに使われる道具に生まれ変わるまで、一連の流れを体験しました。

グリーンウッドワークは、飛騨の大手メーカーでつくる飛騨木工連合会の技術研修に取り入れられるなど、高く評価されています。






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このサイトは岐阜県立森林文化アカデミー准教授・久津輪 雅が開設しています。

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