郡上木履












 2014年3月卒業の諸橋有斗さんは森林文化アカデミー在学中、1ヶ月間にわたる盆踊り「郡上おどり」で知られる岐阜県郡上市を訪ねた際、踊りに使われる下駄がすべて九州などの下駄産地から仕入れられていることを知りました。

また、地元の踊り手達に調査したところ、踊りやすく美しい下駄が求められているにも関わらず、そのニーズに応える下駄がないことを知ります。
















そこでから課題研究として地元のヒノキを使った下駄制作に取り組みました。地域の森林と文化と人をつなぐこの研究は高い評価を受け、平成25年度の森林文化アカデミー学長賞を受賞。

卒業後は、地域の森林資源に付加価値をつけるものづくりを行っている株式会社郡上割り箸に入社。下駄部門を立ち上げ、「郡上木履」のブランド名で製造販売を開始しました。












岐阜県重要無形文化財の郡上本染やシルクスクリーンなど、地場産業とコラボしたオリジナルの鼻緒も開発。

郡上おどり期間中は町の中心部にショップもオープン。大勢の人で賑わいました。地元の踊り手たちも、こんな下駄を待ち望んでいたことがうかがえます。

諸橋さんの実践例は、木のものづくりを通じて地域を楽しく豊かにできることを示しています。



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