公開イベントではないので告知していませんでしたが、森林文化アカデミーでこんなフォーラムがあります。材料の枯渇や後継者の不在など、岐阜県内の工芸品づくりに共通する課題をみんなで共有しようというものです。県庁の地域産業課のご尽力によって実現します。
このフォーラム、いくつかの点で画期的です。
まず県と市、産業課と教育委員会という垣根を超えてみんなが集まること。伝統的なものづくりには産業課が工芸品として、教育委員会が文化財として関わります。今回は県の地域産業課が主宰ですが、県の教育委員会、岐阜市・関市の教育委員会の方々も参加されます。
そして、県内の多くの作り手やメーカーの代表者の方々が一同に会すること。岐阜提灯、美濃焼、美濃和紙、岐阜和傘、岐阜うちわ、のぼり鯉、山中和紙、東濃桧製神棚、鵜籠。これだけの方々が参加してくださるのは、このような集まりへの期待があるのだろうと思います。
昔から作られてきた工芸品は地域の宝もの。それをみんなで一緒に支えよう、という気運が生まれるか。私も期待しています。