日時:2/21(土)17:00〜18:30
場所:美濃市番屋2号館(501-3701美濃市2632番地1)地図はこちら
徒歩2分のところに市営駐車場があります。地図はこちら
講師:ヒラリー・バーンズ氏(籠作家、Basketry and Beyond代表)
通訳:久津輪 雅(岐阜県立森林文化アカデミー准教授)
申込:不要です。久津輪宛(mkutsuwa@forest.ac.jp)に「行きます!」とメールをくださると嬉しいです。
申込:不要です。久津輪宛(mkutsuwa@forest.ac.jp)に「行きます!」とメールをくださると嬉しいです。
ヒラリーさんはイギリス・デボン州のダーティントン(※)を拠点に、籠作家として、またNPOの代表として活動しています。
籠作家としては、自ら育て収穫するヤナギのほか、ハシバミ、ナラ、トネリコなどの木を使った籠を制作しています。ウェブサイトに作品の写真が掲載されていますのでご覧ください。
またNPOでは、バスケトリー・アンド・ビヨンドという団体を籠作家仲間たちと運営しており、さまざまな籠づくり講座を提供しているほか、海外へ技術指導に出かけたり、世界中から籠作家を招いてイベントを開いたりと、Basketry and Beyond(籠づくり、そしてその先へ)の名前の通り、多彩な活動を行なっています。facebookページにも活動がいろいろ載っています。
ヒラリーさんと知り合ったのは、2013年にバスケトリー・アンド・ビヨンドのイベントに招かれたのがきっかけでした。「fishing farming fashion(漁業・農業・衣料)」をテーマに世界の籠を集めて展示会を開いたり、籠作家や職人を招いて実演や講座を行う企画ですが、長良川鵜飼の鵜籠づくりを継承していた森林文化アカデミー卒業生の鬼頭伸一さんや私(久津輪)が「漁業の籠」ということでイギリスに招かれたのです。
行ってみて分かったことですが、これだけの規模のイベントをたった4〜5人の籠作家たちで企画し実行していました。助成金を獲得し、世界中の作家に連絡を取り、会場や宿泊先を手配し・・・ヒラリーさんの行動力には脱帽でした。
アメリカ、イギリス、フランス、スペイン、ドイツ、日本・・・ 世界中から集った籠作家や職人が実演を行なった |
ミニ鵜籠作り講座でイギリスやデンマークの籠作家に 技術を教える鬼頭伸一さん |
世界の籠とともに展示された 長良川鵜飼の鵜籠(前列右)と吐け籠(前列中央) |
今回はプライベートの来日ですが、岐阜に来られるので長良川鵜飼が行われる場所や、鵜籠づくりの作業場などをご案内しようと思っています。今回のスライドショー・トークは、その鵜籠づくりの作業場をお借りして実施します。
ぜひお越しください。
※ダーティントンDartingtonは工芸運動の盛んなところです。民芸運動に詳しい方には、1952年に柳宗悦、濱田庄司、バーナード・リーチらが参加した国際工芸家会議が開かれた場所としておなじみです。持続可能な社会づくりのための教育機関、シューマッハー・カレッジがあることでも知られます