北海道の置戸町(おけとちょう)には、白い木肌と木目が美しい器やカトラリーなどの「オケクラフト」があります。これは1983年に工業デザイナーの故・秋岡芳夫さんが「新しい生活文化」を提唱し、チップや薪にしかならなかったエゾマツのアテ材を生活工芸品に生まれ変わらせたものです。
町では作り手の研修制度も設け、オケクラフトセンター森林工芸館に町内外から49人の研修生を受け入れてきました。研修生の中から20の工房が生まれ、生産者として活動しています。
この研修制度も発足から30年が経ち、町では新たな人材育成の体制づくりへ動き出しているそうです。
森林工芸館の五十嵐勝昭館長やオケクラフトの生産者の方々が森林文化アカデミーを訪問されるのを機に、「オケクラフトの30年」と題した講演会をお願いしました。オケクラフトの写真とともにお話いただきます。学外の方も参加できますので、どうぞお越しください。
日時: 2014年11月11日(火) 17:00〜18:30
場所: 岐阜県立森林文化アカデミー・アトリエ棟ゼミ室A
講師: 五十嵐勝昭氏(オケクラフトセンター森林工芸館・館長)
申込み:こちらのフォームからお申込みください。